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□それ以前の問題でしょう?!
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【恋は盲目。好きって感情に性別も年齢も関係ねーんだよ】



昔、近所に住んでいた高校生のお兄ちゃんの言葉。
その時私は着だるく言うそのお兄ちゃんに憧れと恋心を抱いた




…まあそれも今は昔の話。




「おら、寝んな補習中だ」


『あたっ、』




そんな昔の話に浸っていたら先生に丸めたプリントで頭を叩かれた。
まあその先生とゆーのが、昔と変わらない雰囲気を身に纏い昔と変わらない銀髪をなびかせる


坂田銀八


もちろん、私が恋した人である。




『…昔の方がかっこよかったなぁ……』


「うるせぇ今でもかっこいいだろうが」


『…どこがよ』




何が恋愛に性別も年齢も関係ない、よ。
先生と生徒、になっちゃったら無理じゃない。




『…ホントに、わからず屋』


「わからず屋はお前だ」


『はぁ?!!』




なにそれ?!!と言おうと立ち上がったら銀八は凄く真剣な眼差しで私を見ていた

目を反らせずにじっと銀八を見ていると銀八の手が伸びてきて私の頭にぽんっと置いた




「いつになったら大人になってくれるんですか」


『…いつになったら大人として見てくれるんですか』




銀八から目を逸らし小さい声で呟く。
いくら私が大人っぽくなったって、あんたは教師で私は生徒だったら恋愛なんて到底無理よ…
なんて下を向いていつの間にか出てしている涙を堪えながら「…バーカ」と呟いた
すると銀八はガタン、と私の前のイスに腰かけた。




「…俺はもうお前を大人として見てますが?」


『…は、?』


「昔も言ったろうが。【恋は盲目。好きって感情に性別も年齢も関係ねーんだよ】って。」


『……あのね、』






それ以前の問題でしょう?!

(あんたが教師になっちゃ意味ないでしょ?!バカ?!)
(いや、禁断愛もアリかなって…)
(ホントバカなの?!有り得ない!!)
(まぁ、お前卒業したら結婚するしいんじゃね?)
(は、…はぁ?!!///バカ!!!)







2012.0921

是非続編を書きたくなった\(^o^)/

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