妖精のお姫さま

□第一話
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ギルドが静まりかえる


「「「「「エ〜〜〜〜」」」」」


みんなの反応がおもしろい


「ありがとう。出発は明日だ。詳しくは移動中に話す。明日に備えて休んでおけ。お前は仕事帰りだしな。」


『うん!!』


「私は帰る。明日の準備をしなければ」


『ばいばい』


「ああ」


エルザの姿が見えなくなるまで手を振る
みんなからのすごい視線を感じて後ろを振り向く


「エルザとナツとグレイとペンネ・・・
 今まで想像もしなかったけどこれって


フェアリーテイル最強チーム



 かも・・・・・・」


呟くミラ
最強はきっと僕意外の3人で、僕は入っていない


「む・・・無理だ」


『な・・・何が?』


グレイは何か呟く
言うことは大体わかるけど聞いてみる


「こいつと一緒ってだけでうぜぇのに、エルザが一緒だなんてーーーー!!」


「こんなチームありえねぇ!つーか行きたくねーーー!!」


グレイとナツはお互いに指を指しあい文句を言う


『ごめんね??
 多分足手まといになるよ!?』


「いや、ならねぇだろ。
 そういえばお前1週間どこ行ってたんだ?」

 
グレイがあきれたように僕の不安を否定する
僕そこまで強くないんだけどな・・・
それに依頼も・・・


SS級クエストだけど』

「はあ!?お前一人でSS級行ったのか!!」


めちゃくちゃビックリされる


『う・・・うん』


なんでビックリされるかわからない


「すげ〜な。SS級1人で成功させるなんて」


『そ・・・そうかなぁ・・??』


なんか、人に褒められると嬉しい


「そういえば、ペンネは何の仕事に行ってたの!?」


ミラが今回の仕事内容を聞いてくる
大した内容じゃないんだけどな・・・


『えっとぉ・・・・・・凶悪モンスターバズズの討伐!?』


「バズズ・・・バズズって島を一つ消滅させたっていうあのバズズ??」


『うん!!討伐は一日で終わったんだけど島復元してたら時間かかっちゃった』


「すげぇ・・・バズズって色んな魔導師が討伐にチャレンジしてるけど未だに帰ってきた人がいないっていわれてたよな・・・」


「ペンネ!!勝負だ!!」


ナツが殴りかかってくる


ごちーん!!


避けれずにおでこにクリーンヒットする


『うう〜〜〜目がくらくら世界が回ってる〜』


ぱたり


「やっべ〜〜素の状態だった!!」


『あうあうあう・・・・』


「おいおい・・・大丈夫かぁ!?こいつ」


『うう〜〜〜半裸の変態が見える〜』


「うおっ!!いつの間に!!」


「ごめんな〜ペンネ」


ナツが顔を覗き込んでくる
まぁ、よくある事だし
慣れてる!!


『だ・・・大丈夫ぅ・・・』


「いや、全然大丈夫そうに見えねぇけど」


「もう、ペンネったら。
 少し医務室で休む??」


『大丈夫〜僕帰るねぇ・・・』


「気をつけてね!!」


『あいさ〜』


ふらつく足取りで帰る


「ペンネ・・・あいつ大丈夫かぁ??」


家に着いたら明日に備えてねるぞ!!
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