映画

□遊星からの物体X
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<注:ネタばれ>
カート=ラッセル主演のSF映画。
何万年も前に地球に降り立った生物は、
南極で冷凍化され、生き続けていた。
ある日それを知らずに掘り起こした人間が、
生物により“同化”され、次々に侵略されていく。
同化した人間とまったく同じに化けれる為、
仲間はお互いを信じられずに緊迫した人間関係が続く。


この作品はとにかくクリーチャーの表現がグロい、
監督曰く、着ぐるみなどのちゃっちい物は使いたくなかったと言っているが、
そのせいか、製作過程を予測させない演出が多数ある。
首が裂けて、生首から足が出て動くシーンなど、
本物にしか見えない。
完成度は高い。
ただこの作品の狙いは、比喩表現で、
人間を滅ぼすのは人間自身ということをテーマにしている。
相手を信じられない人間の醜さ。
自分だけが助かりたいという愚かさ。

この上映時期にE・Tとかぶって、
興業収入的にはいまいちだったという
残念な作品。

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