素直になれない

□父の日?
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「待って、ウサギさん、そんな意味じゃ…あっ」
「待たない。この身体に…叩き込んでやらないと」
「……んっ、」
「俺がどれだけ本気でお前を愛しているかと…」


執拗な胸への愛撫に、美咲の股間は熱を帯び、呼吸は浅くなっていく。
誤解を解かないまま流されるのは本意ではないのだが、既に身体は言う事を聞く状態にない。

結局美咲はされるがままになるしかなかった。


「ウサギさ…あっ」
「もうこんなにしてるのか」
「嫌だ、見んな…う、くっ…」


蛍光灯に照らされたリビングでまともに自身を凝視され、美咲は身を捩る。

しかし、前を隠せば後ろは無防備になるわけで、その程度で秋彦の手が止まるはずもなかった。


「美咲…」
「あ、や…っ、ん…」


秋彦の指が美咲の蕾を確実に解していく。
耳に付く水音と、中を広げられていく感触を美咲は目をキツく閉じて耐えた。

酔っているはずなのに、
怒ってるような感じだったのに、
その手つきだけは相変わらずどこまでも優しいから。


「美咲、もう良いか」
「だ、大丈夫、た…ぶん」
「美咲…好きだ」
「あぁっ…、く……」


頼りない返事と共に頷いて間もなく、とてつもない熱の塊が美咲を貫
く。



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