不器用な2人

□いたずら心*羽鳥ver.
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こうなるとますますドキドキしてくる。
吉野にいたずらを仕掛けているのに俺がどうにかなってしまいそうな。


今度は唇に…

ーチュッ、


「ん、ぅ……」


悩ましい声を漏らしてピクリとしたが、それきり身動ぎもしない。
…となると……



「ん……」
「……っ…」


無防備な吉野に口付ける。
力の入っていない唇は俺の舌の侵入をあっさりと許した。


息苦しいのだろう、吉野も流石に身を捩り、俺の服をグッと握り込んできた。



「っは……」
「ぷはっ……トリ!ななな、何すんだよイキナリ!」
「起きたか」


少女漫画描いてるくせに恋愛沙汰には不慣れで、いつまで経っても初々しい反応は俺の期待を裏切らない。


そんなコイツが愛しくて仕方ない。





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