計算づくvs無自覚
□重症かも、
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あー、風邪ひいた。
ダルいし、これはきっと熱がある。
しかし…それにしても頭がグルグルして、何をしようにもかったるい。
でも、会社に連絡しなきゃ。
「あ、羽鳥さん?」
「小野寺か、どうした?」
何となく、高野さんには言いづらくて、羽鳥さんに電話。
「体調崩したみたいで…」
「そうか、熱は?」
「あ、ありそうなんですけど…うちには体温計がないもので…」
「……」
あ、呆れられた。
「き、今日は休もうと思います」
「明日は死ぬほど仕事だぞ」
「は、はい、すみません」
「お大事にな」
何だかものすごいプレッシャーを浴びた気が…。
ま、まあ良いや。
早く治さないと…。
頭痛い…氷ほしい…けど起き上がれない…でも氷…。
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「あ、高野さん、小野寺は重症みたいで、休みです」
「は?それって重傷か、重症か?!」
「おそらく後者かと」
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