計算づくvs無自覚

□飲み会☆テンション
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「「「かんぱーい‼」」」


月刊エメラルド編集部総力戦のフェア兼サイン会も無事終わり、

今は打ち上げ即ち飲み会。



「ふぁーっ、終わったね〜」
「一番大きなミスしたのはお前だろう、木佐」
「それまだ言う?…あれ、どうしたの律っちゃん、テンション低いじゃん」


それは…高野さんの隣で酒を飲むことの危険性を噛み締めているから。


「ちょっと、疲れてんのかなぁ…ずっと寝不足だったし?は、はは…」


高野さんに緊張がバレないように、空元気を振り絞ってビールを煽る。



「おい小野寺、あんまり飲むな…ったく、酒癖悪ぃのに」
「高野さんに言われる筋合いありません。放っておいて下さい」
「小野寺!」


ジョッキを奪われそうになって、慌てて背中を向ける。
だって手が触れようもんなら…




「律っちゃんと高野さんってさ、仲良いよね」
「確かにな。酒癖を知るほど小野寺が酔う所なんて見たことないしな」


はぃぃい!?


「ちょっと木佐さん!羽鳥さんまで!」
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