BOOK【BLEACH】

□携帯越しに君の声〜SCENE3〜
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幼なじみな俺達。


一度、距離が遠くなってしまったような想いをかかえたこともあったが、今はもうそんな想いは消えた。



だから電話だってしていいはずなんだ。

うん、する!


…と自分の心で言い続けてどのくらい時間が経っただろうか。


なかなか通話に繋がるボタンが押せない。


……………………。


「っしゃあああ!!」


俺は気合いを入れて通話ボタンを押そうとした。


ピルルルルルッ…

ピッ


………………あら?


《恋次…?おい恋次聞こえておるのか!》


かける前にかかってきちまったのか。


電話の主は、俺が今まさに気合いを入れて電話をかけようと思っていたルキアだった。


「ああ聞こえてる。すまねぇびっくりしちまって…」

《何故驚くことがあるのだ》

「いや、俺もかけようとしてたから…」

《何か用事でもあったのか?》

「大したことじゃないんだ。それよりお前こそなんだよ」


 
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