BOOK【BLEACH】

□私はパン屋さん
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私はパン屋さんでアルバイトを始めた。


店長はとても優しくて、余ったパンをいつも私にくれるの。


『食べきれないです』

って言っても、

『友達と食べなさい』

て言うの。

本当はね、いつもお世話になってるたつきちゃんや千鶴ちゃんに真っ先に渡しに行くべきなんだと思うけど…


私が一番最初に向かうのは…


「おう井上、また廃棄のパン持ってきてくれたのか」


オレンジ色の髪の毛をした私の大好きな人。


「廃棄って言わないでください!!どれも美味しいんだよ?」

「はいはい悪かった。とりあえず上がれよ」


そうやって黒崎くんのお家にあがらせてもらうのは何度目だろう…。


だけど何度来ても、やっぱりドキドキするの。



でも、何度も来てると…黒崎くんも迷惑なんじゃないかって思うの。


黒崎くん家は病院で忙しいし、遊子ちゃんや夏梨ちゃんだって、お兄ちゃんと遊びたいよね…。

 
 
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