復活

□魔法の言葉
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―5月5日、それはこどもの日であり僕の誕生日。

一般には祝福する日、しかし僕にとってこの日は呪いの日と思っていた。

孤高で生きている際にこの日に言われる、自分への「祝福の言葉」もいつの間にか、煩わしく感じてしまって。

けれど、まるで暗闇に射すような一筋の光みたいな彼の言葉が、僕にとってかけがえのない、魔法の言葉となったんだ――…。
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