携帯獣

□女体化ゴールド争奪戦!!
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それはいつもの温かな昼下がり時に起きたことだった。

それはある一人の被害者ー、ゴールドが魔女に薬を貰ったことからはじまったのだー。


「あーあ、背ぇのびねーかなあー」

ある一人の少年ゴールドは頭の後ろで腕を組みながら呟いた。

それを隣で聞いていた少女は何か思い付いたようにパッと花を咲かした。

「あるわよ!この薬を飲んでみて」

少女が出したのは小さな小瓶。

少年は訝しそうな目で少女をみ、「怪しいっスよ!」と非難の声をあげた。

少女は涙目で少年を見上げて、「信じてくれないの?ゴールドひどいっ」と訴えた。

勿論、美少女にそんな目でみつめられてしまっては年頃な少年は顔を赤くして「悪かったっス!!」といってしまうものだ。

「ありがとっ」

少女は笑って瓶を開けるよう進める。

そして少年は瓶を開け、勢いよく全て飲んだ。

不思議な味…というか正直いってまずかったが良薬口に苦しとも言うよな、と納得する。

少年が瓶を返そうとしたときにはすでに少女はいなかった。

少年は「これで伸びるぜ!」と跳びはね、家へとかえったのだった。

そう、少女が妖しな笑みを浮かべたのには気付かずにー…。
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