鬼畜眼鏡

□携帯で連絡sss集
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☆2・メガ克編/side:克哉

「表裏一体=二人の愛」

…オレはこの間、自分の半身…であり恋人の<俺>から携帯のアドレスと電話番号を教えてもらっていた。

そしてそれが書かれている白い紙を見て、…ふと疑問に思ったのだ。

…オレ自身…なのに、どう登録しろと。

てか同じなのに何故携帯が二つ!?

オレはテーブルに置いてあった柘榴の実を食べ、ある所に向かったーー。


相変わらず、ここの雰囲気苦手だなあ。

辺り一面血の緋な世界にオレは軽く顔をしかめながら目的の場へと向かった。

そう、どうせアイツはあそこにいるから。

扉を一応ノックし、開けると案の定、酒を片手に紫煙を吹かすアイツがいた。

「どうした?<オレ>。…オマエから誘いにくるなんて」

眼鏡をかけた<俺>が席を立って、オレの顎を慣れた手つきで掬いながら、眼鏡越しに秘めている冷たく妖艶な色を宿す蒼の瞳でオレを見つめる。

オレは「違うってば」と少し熱の入った声で返した。

…やけに身体が、熱い。

オレは首を緩く振り、目的の言葉を発した。

「…あのさ、<俺>?…これ、何て登録すればいいんだよ?しかもオレ達一応「一人」なんだから携帯、二つもいらないだろっ!?」

仕事とプライベートで分けてるならまだしも、混ざったモノを二つなどいらない。

そう告げると、腰をキツく抱かれながら耳元で甘く囁かれた。

「オマエの携帯には<俺>のだけ入れろ。そして<俺>のは仕事用。…どういうことか分かるか?」

…分かるか。

首を振れば<俺>は鼻で笑い「ベッドの中で教えてやる」といい、…オレをベッドへ連行した。

…オレの身体が少し熱かった訳も、登録の仕方と。

そして何故<俺>がああ言ったのかを知ったのは情交の最中だった。

そして、登録されたのは。

…<俺>らしいなあ、と口元だけで笑う。

『<オレ>の恋人=<俺>』。




・かんそー・
メガ克初☆やってみたかったんです♪

本文の理由はお任せでございます(笑)

眼鏡は独占欲強い、軽く子供なとこがあると思うんですよねw


よろしければ他のもご覧くださいねっ♪
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