零崎意/人識の人間再回

□3.Mutter
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「俺の名前ァ-…汀目俊希、っつー方がいいのか?」
「…他に名前があんなら言えよ」
「零崎人識」
「ーーーーッ!?」
両目をカッと見開いてこっちを凝視してきた。
あれ、じゃあこいつ裏の人間なのか?にしては全然殺ってる感じがしない。13年も裏世界に生きてりゃ何人か殺すもんだと思う。獄寺なんての聞いた事もないし。
……ああ、じゃあ裏社会って所か。
裏社会はそれこそシロートと変わらないし、納得。
「かは、一応言っておくがあんたを殺ろうって思ってる訳じゃあねぇぜ。それだったらとっくに殺してる」
「じゃあ何だよ、十代目を狙うってんなら果たしてやる」
「いやいや、だからんなこたァしねぇって。ちょいとあんたらをーー」
「教育するだけだ」
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