零崎意/人識の人間再回

□2.放てよ火種
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「…………ドうもー潤さン(><)」
「顔文字を付けてごまかそうったって無駄だぜ?いーたん」
<<人類最強>>、<<死色の真紅>>、<<赤き征栽>>、、、足を踏み入れた建物は例外なく崩壊する、炎上するビルの20階だか40階だかから飛び降りても無傷…云々挙げたらキリがない程の異名と武勇伝を持つ、哀川潤さん。
ツッこみたい要素はたくさんある。
死んで生まれ変わったのかな、はたまた死ぬ事なくこちらへきたのかもしれない。つーかもしかしたらこの世界自体が哀川さんが作り出したものなのかもしれない。
あと吹き飛んだドアは一体これどうなってるんだとか、どうしてぼくぐらいの子供のサイズのセーラー服(澄百合学園のそれではなかった)を持っているのかとか、さっきの軋識さんと話してたのは哀川さんなのかとか…
「あの後親父と真心と私の3人で生き残ったが暇だからこっちに無理やり来て、ドアはちょっとばかし捻りながら蹴った。セーラー服はいーたんに着せて拉致るため、話してたのはご名答大正解。あと名字で呼ぶな、他には?」
「心を読まないで下さい。」
やっべえ。
全然変わんねぇ。
やっぱりすげーよこの人。
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