赤い光
□9時間目
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次の日、案の定と言うか当然と言うかガムテープで縛られる自律思考固定砲台の姿がそこにはあった。
殺せんせーの仕業と思った自律思考固定砲台は違反だと講義するが、横から声が響く。
「違げーよ俺だよ。どー考えたって邪魔だろーが。常識ぐらい身につけてから殺しに来いよポンコツ」
ブンブンと振り回しながら睨みをきかせ寺坂君が答えた。
生徒達の言い分はごもっともだ。
昨日と同じアレを続けられればただの迷惑だ。
この子達にしてみれば、射撃で授業の妨害な上に撒き散らした弾の始末に労力を使う。
しかも、もし殺せたとしても賞金は恐らく開発者に行くであろう。
そうなると他の生徒には何のメリットもないわけだ。
さて明日には、どうなっていることやら。
どうせ殺せんせーが何かするに決まってる。
明日が楽しみだと今日は1日を過ごした。