赤い光

□9時間目
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―明日から転校生がひとり加わる
多少外見で驚くだろうが…あまり騒がず接して欲しい―


メールを見ながら登校する。

外見で驚くだろうが…か


『……機械でも来たりして』


流石にんなわけないか
私もボケたかしら。

廊下に入り渚達を見つけ
一緒に教室に入る。


「さーて来てっかな転校生?」

ニコニコと勢い良く
教室のドアを杉野君が開ける


そこにはなんとも存在感のある物体が1つ。それを目にした他のみんなは、あんぐり顔。


『…わぁー』


それもそうだろう。
転校生はなんと機械だった。


プッ…と音がしたと同時に無表情の可愛らしい女の子が映る


「おはようございます。今日から転校してきました。"自律思考固定砲台"と申します。よろしくお願いします。」


と、自己紹介されたと同時にプツッと画面が暗く消える。


隣の渚を見ると唖然としている。
これが当然の反応だろうな。

まさか私も、うん、まさかだ。
なんとも反応し難い。


だが、れっきとした生徒であり殺せんせーは契約通り危害を加えることは出来ない。


皆が皆、自律思考固定砲台に興味津々だ。
そしてついに待ち望んでいたであろう攻撃の瞬間ガシャッと名前の通り砲台が現れた。

その弾幕の凄さにさすがの私も感心する。


…だが問題が2つ。
1つは、なりふり構わず弾が飛んでくる
2つ…

床に散らばった何百もあるであろう対センセー用BB弾を見つめ愚痴を言いながらも片付ける生徒達

この2つだ。

その日1日はこの繰り返しだった…
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