あなたと一緒に。
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「おい、こんなことしていいのかよ。」
「寝ている千秋が悪いんですー。」
「そうですよ、要。人生は常に戦場なのです。」
「おー、分かってんじゃん、浅羽弟。」
「はぁ、お前らは…。」
「…んぅ。」
なんだろう、頭の上で話し声が聞こえる。
「ヤバッ!千秋が起きる!」
カシャッ!
「…あれ。もう放課後…?小春おはよー。」
「おはよー!よく寝たねー!」
「うん。気持ち良くて。そういえば、さっきカメラのシャッター音が聞こえたような…。」
ビクリ!
「気のせい、気のせい!寝惚けてたんだよー。」
「そっかぁー。」
「おー、確かに、気持ち良さそうに寝てますねー。」
「え?」
「ちょっ!浅羽弟!!」
浅羽くんがホラ。と、小春の携帯を見せてきた。
そこには、
「っ!」
私の寝顔の写真がバッチリ写っていました。