庭球(ろんぐすとぉりぃ)

□〜神の子の呼び出し。これから始まります。〜
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〜午後4時〜

「よし・・行くか。」

俺は、こう言い。屋上から下に降りていった。
この時間は、下に降りていってもみんな帰ってるか、部活行ってるから
基本誰もいない。
さっき、降りる前に着替えたからそのまま、部室に荷物を置いて
参加すればいいと思った。

呑気に(今日の晩御飯なにつくろっかなー)と、考えながら
階段を下りていったら・・・

「あっ、春なり。」

・・・・・・・仁王に会ってしまったw

「お、おぅ仁王。」

「なに噛んでるなり。」

「噛んでないし。てか、なんでここにいるのさ仁王」

「教室に忘れ物したから、取りにいったんじゃ。」

「そうか。」

俺は、こう言い部室の方に歩き出した。
後ろからは、仁王が付いてくる。
不意に、仁王がこんな事をいいだした。

「おまんさん。サボっただろ」

「ちょ・・なんでそれ知ってるのさ。」

「赤也にC組に来いって呼び出されてのぉ」

「・・・それで知ったと。」

「ぷりっ。」

「は〜、だから幸村からメール着たのか。」

愕然としている俺をよそにそそくさと歩く仁王。
・・と、いきなり止まり俺の方に戻ってくる。

「・・・なんだ?仁王・・?」

「そうじゃった。幸村についでに頼まれとる事があったんじゃ。」

仁王がこう言い、いきなり俺の体が持ち上がった。

「ちょ・・下ろせ!!男が男をこれは、気持ち悪いぞ!!」

仁王は、俺を横に持った。
・・・いわゆる、お姫様だっこだ。

「軽いのぉ。おまん、何キロじゃ?」

「はぁ!?なんで、その話になるんだ!!」

「別にいいじゃろ。男同士だしのぉ」

あの〜、仁王。"男同士"を強調しないでくれよ。
本当は、女だしねw
こう、思ってたらいきなり仁王に話しかけられた。

「急ぐぜよ。」

「えっ、このままでか!?」

「いいじゃろwみんな笑うぜよw」

「い・・いあやだぁぁぁぁ」

廊下にこの悲鳴が響いたのは、間違いなかった。
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