庭球(ろんぐすとぉりぃ)

□〜彼の秘め事とは・・?〜
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「今日は、ここまで。明日は朝練は、なし。じゃ、解散。」

「おつかれしたー」

あれから2時間。
時刻は、午後7時を回ったところだ。
レギュラー陣は、部長幸村の声とともに解散をする。

「おつかれしたー!!春先輩!!」

「あぁ、お疲れ様。赤也」

レギュラー陣、唯一の1年。切原赤也が彼に話しかける。

「やっぱ、春先輩は強いっす!!」

練習試合の相手が彼だったのだろう。
改めて、赤也は彼の強さを知りいきなりこういったのだろう。

「ありがとう、赤也。でも、俺より強い奴はいるだろw
 幸村とか真田がいるだろ?」

「確かに部長よりは、強くないと思いますけど・・
 副部長よりは、強いっすから!!」

赤也よ・・・そこは、はっきり言わなくては、よかったのじゃないか。
と思う作者。

「そこ、はっきりといっちゃだめだろw
 真田が聞いてたら、鉄拳制裁やられると思うぞw」

「簡単には、やられませんよーw春先輩w」

「あっ、そういっちゃうのか?
 ・・赤也。」

「なんですか?春先輩?」

「これから話すこと誰にも言わないって
 約束できるか?」

「はい!!春先輩が言うなら守れます!!」

「よし。ならいいな。実はな、仁王から聞いた話なんだけどさ・・あの神の子幸村も
 真田の鉄拳制裁1回だけ受けたことがあるんだぞ。」

「えっ・・あの神の子の部長が?」

「あぁ・・だからな。下手にそんなこと言われたら
 何回も、真田の鉄拳制裁受けることになるぞ・・・・。
 2回じゃ、たりないなw10回以上かもな・・w」

おいおい、君。真田さんは、そこまで厳しくないぞ・・。
確かにそんなこと聞いた真田さんは、鉄拳制裁やると思うけど・・
そこまではやらないぞ。・・たぶんw

「い・・いやっす。先輩。それは。」

「だろ?俺もいやだ。だからな、そんなこと決して
 真田の前で言うんじゃないぞw」

「は・・はい!先輩。」

「あっ、今話したこと俺と赤也だけの秘密だからな。」

「はい!!」

「言い返事だ。よし、早く着替えて下校!!鍵が閉められないからな」

「了解っす、先輩!」

こう、言い赤也は部室に走っていく。

てか・・あれは、赤也と彼の秘密だったのかい春くん。

「・・なわけないじゃんwみんな知ってるさ。
 赤也だけ知らなかったから教えてあげただけだよ」(クスッ

・・その微笑怖いっすw

さて、さっきの彼の話に注目しよう。
彼は、さっき
(鍵が閉められないだろ?)
ったのを覚えているだろうか?

なぜ、彼はそんなことを言ったのか・・。
まぁ、分かるとおり彼が部室の鍵管理なのだ。
ただ・・鍵管理の仕事。
朝練のときは、一番に来て部室の鍵を開ける。
部活終了後は、みんなの帰りを待ち最後に鍵を閉める。・・と
大変めんどくさい仕事がある。

こんなのを聞くと、誰もが嫌がる鍵管理。
だがそれを、自ら進んでやる桜木春。
それは、前にも言ったとおり
彼には秘め事があるからだ。

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