庭球(しょーとすとーりぃ)

□あの花
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「あっ、桜や」

俺の肩に一枚の桜の花が落ちた。

「あれから1年たったのか・・」

あれは、今から1年前。

学校の近くにある桜の木の下で

くれはと出会った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「桜や・・・」

「っえ?・・・あっ、白石君。」

「確か・・・」

「桜くれはだよ。」

「あっ、今年同じクラスになった
 桜さんか。」

「そうや。」

「なんで桜さんここに
 おるんや?」

「うん?あー・・・ここって桜が
 綺麗やろ?春は、ここで
 桜を見る・・ていうのが私の
 春の日課なんや。」

「へぇ〜。そうなんや。」

「白石君もなんで、ここにおるんや?」

「そやなぁ・・桜さんと
 理由一緒や」

「そうなんやw」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それからというと俺らは、このことが

きっかけで話すようになった

「・・・蔵?」

「!!くれは」

「遅れてすまんなw・・どうしたとね?」

「桜。桜みてたんや。」

「あっ、もう桜さきはじめとるんや。
 ・・・ということは、あれから1年
 たつんやな。」

「そや。俺もそう思ってたんや。」

「あははっwだからてあんなに驚く?」

「ついなw考えすぎたw」

「あははっw・・また春の日課が始まる。」

「そか・・・・今年から俺も一緒やろ?」

「おん。」

そうくれははいい俺はくれはの手を握り

帰路に着いた。

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