Cherry
□Max's girl
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ピンポーン
***の家のチャイムを押す。
家の中からはドタドタという足音がして、カチャッと鍵の開く音もした。
いつものように、自分でドアを開く。
毎回このドアを開く瞬間が、僕のテンションの頂点。
2ヶ月間韓国に行っていて、久しぶりに会う***。
正直に言うと、***は僕の生きがい。
生きがいと呼べるほど大切な人を見つけられた僕の人生もまた、僕の生きがい。
……なんてことは、絶対に言わないし、言えないけど。
玄関に入ったら、僕よりずっと小さな***を探す。
あぁ、やっと会える。
大切な彼女のかわいらしい笑顔。
僕の生きがい。
「***、久しぶり。ただい、」
「…………」
「……お?」
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