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□やきもちだとは言いたくない
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怪我をしてしまった狼の手当てや生まれたばかりだという小鹿の様子を見たりとそれなりに充実した時間を送った







「姫、日が暮れてきた。城、帰る?」




『もうそんなに時間がたったんだねー…。帰ろっか!』





そう言って城の方へ歩きだした途端、雨春が肩に飛び乗ってきた




「雨春?私、お城に帰らなきゃなんだけど…。」




雨春を肩から降ろそうとするがしがみついて離れない


どうしようかと佐助に視線を向ける



「雨春、姫のこと好き。今日だけ、一緒にいて?」



佐助に言われれば断るわけにもいかず、むしろ雨春が大好きな姫は嬉しくて顔が緩む








『雨春!今日一緒に寝よっか!!あ。お風呂一緒に入ろうよ!』




その言葉に佐助は思わず固まる


「ふっ…風呂!?」



『うん!あ。佐助が雨春と入りたかった?』



「否!!…そういうわけじゃ…。」





なにやら後半の言葉をごにょごにょと話す佐助


その佐助の耳はほんのりと赤かったとか…







姫は疑問に思いつつも城に着くと一旦佐助と別れた








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