*Book*
□ひまわり2
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高校三年生の四月
まさかの出来事です。
総司と一緒のクラスになってしまいました。
『死んだ』
「どうしたの名前」
『えーうん、ちょっとね』
「同じクラスだね名前ちゃん」
後ろを振り向いて見上げると
見知った、でも知らないような人が声をかけてきた。
「君と同じクラスなんて何年振りだろうね。」
『総司』
「そうだけど?」
あたしは見なかったふりをして総司の横を通り抜け、教室へ向かっていった。
「名前待って―友達のあたしを置き去りにするき!!!!」
ともちゃんの声がする…でも総司の声はもうしない。
(あたしに近寄らないで、あいつ今頃なんなのよ。あたしのこと嫌いなんでしょ。なんで話しかけてくんのよ。)
そう思いながらあたしは教室へはいって行った。