その途中…
□◎第37話・雪の日の天使◎
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雪の降る日、
僕は1人の女性に出会った。
◎雪の日の天使◎
最近、雪ばっかり降っている。
そんなある休日、僕等は大根に呼ばれて病院に向かっていた。
「ひゃあー。積もったなぁー」
ローツは辺りを見渡しながら言った。
「大根って何号室だっけ?」
「例の303号室よ」
大根が入院し、街が白く染まった1月。
大根のお見舞いは、必ず3人で行くことにしていた。
「なんか大根から電話があってさ、雪遊びしたいって」
「「雪遊び!?」」
ローツと豆腐さんは声を揃えた。
「好きなんだってさ。雪」
ローツが、僕の言葉を聞いて微笑んだ。
「ほぉ〜。いいんじゃん??」
「じゃあさぁ、雪合戦はちとあれだから……雪だるま、各自1個作らない?」
豆腐さんが言った。
「いいねー♪」
ローツもノリノリの様子で言った。
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