その途中…
□◎第35話・死にたくない◎
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自分の変化に
正直、ついていけない。
みんなを、苦しみに巻き込みたくない。
どうして、私達だけ笑うことさえ許されないの…?
◎死にたくない◎
「大根っ!!」
僕は勢いよくドアをあけた。
するとちくわ先生としらたき先生が、大根が寝ているベットの脇にいた。
「あんたら…静かにしなさい!」
「しらたっきー…。…大根さんは?」
「薬飲んで寝てる。もう安心だ」
大根に目をやると、顔がかすかに青白い。
また少し痩せたような気もする…。
「大根……」
大根の手をにぎる。
しかし、冷たい。
もしこのまま起きなかったら……。
そんな感覚が頭をよぎった。
薬とかも効いているのかあやうい。
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