その途中…
□◎第30話・それぞれの心境◎
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『いなくなる』なんて
いうんじゃねぇよ。
◎それぞれの心境◎
『大根が…いなくなる……』
つっくの言葉に俺は携帯を落としてしまった。
……つっくは、大根さんが死ぬ事を知っている?
焦った俺は豆腐達がいるガストへ行った。
焦りと不安だけが俺を包み込んでいて、
真っ赤な夕日の色さえ、恐ろしいと思うくらいで…………。
☆*:・°★:*:・°
ガストに着くと真っ先に豆腐達のとこへ向かった。
「豆腐っっ!!!」
「何よ!?うるさいから!!恥ずかしい」
豆腐が言うと俺は慌ただしく席に座った。
自転車で来たため、息がきれる。
「つ…つっくが…っ」
「つっくが?」
「………!」
大根の表情がいっぺんした。
「つっくが変なんだよ…!!」
大根と豆腐は顔を見合わせる。
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