その途中…

□◎第44話・俺の光◎
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君を好きになって

俺の世界は

輝いた


◎俺の光◎


気がつくと、辺りは闇に包まれていた。

私は、つっく達と約束した、あの海へと来ていた。

『このまま、闇に溶けてしまってもいい』

今の私の頭の中には、この言葉がこだましていて…。

苦しみから逃げたくて、前へ進んだ。

海水が、私の足をひっぱるかのように押し寄せては、ひいていく。

足に感じる海の水の冷たさなんか、気にしない。

膝まで水が漬かるくらいのところで、後ろから水を蹴る音がした。

「…待ったっ!!!」

不意に腕をひかれ、体が後ろにさがった。

「大根さん!?な、何してるの…!?」

「……日…清……君?」

後ろを見ると、汗だくの日清君がいた。


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