11/14の日記

23:14
のじぎく(真実)
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 ある日、久しぶりに街へ帰ると、周囲をたくさんの人々が工房を取り囲んでいた。
 近づくにつれ、事件が明らかになってくる。
 窓や玄関から、黒い煙がもうもうと立ち上っていた。
 実は過去に一度、似たような事件を経験したことがある。
 ケムイタケの保存を誤り、その煙を火事と間違われたのだ。
 それからはケムイタケの保存には、充分注意しているし、必要以上の採取は控えている。
 それに何だかガッシュ臭い。
 野次馬が多いのは、どうやらその臭いも関係しているようだ。
 嫌な予感を抱えつつ、人込みを掻き分けて家に入る。
「あ、おねえさん、おかえりー♪」
 意外と明るい声と、より一層濃厚なガッシュ臭が出迎えてくれた。
「ねぇ。何でこんなにガッシュ臭いの?」
「おこんない?」
「怒らないから教えて?」
「えっとねぇ、ケムイタケをガッシュのもくたんでやいてみたの。たべられるかなっておもって」
 どうやら今回も、火事とは関係なさそうだ。


 このあとちゃんと「メッ」しました(何

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