09/16の日記
22:04
少子化日本の生きる道
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最近、中国と韓国が騒がしい。
で、どうしたいんだ。国交断絶か。戦争か(笑)。
これらの国が日本をなめ始めたのは経済力がついたからだといわれる。
そのとおり。20年前なら考えられない。
さて、この件と日本の少子化とは切り離せない。
まず、経済だけの話にしぼるが。
少子化は本当に悪いことなのだろうか。
国民が減れば消費活動も滞る。
税収(国力)も減る。ほろびる(笑)。
まことしやかに言われているが。
企業の存在理由は「売れる・もうかる」の二つに集約される。
しかも「外で」売れることが必要である。
宮崎のマンゴーが宮崎県内でだけ売れても、宮崎県は潤わないのだ。
日本は欧米だけではなく、アジア諸国にモノを売ることによって潤っている。
またアジアの途上国が経済的インフラ整備できたら、いっきに進出しようと狙っている。
海外売上比率
日本電産 50.0% 新興国売上比 47.9%
任天堂 87.1% 新興国売上比 4..4%
トヨタ 63.6% 新興国売上比 19.8%
武田薬品 46.3% 新興国売上比 0.6%
と、このように新興国に対してはタイミングをはかっている企業もあるが、国内の売り上げと海外の売り上げに着眼すると、
こんなにーってくらい売っている。
つまり「外で」売っている。
さて少子化の話にもどるが。
ふつう、年商1億円の会社があるとして、
社員数1000人か、社員30人か、では、
社員の「豊かさ」が違う。
つまり、経済の規模が変わらず、サービスの質が変わらないまま、
人口だけが減少していけば、国民は豊かになっていく「はず」である。
国民ひとりあたりGDPを見ると、わかりやすく言えば、
日本人は1年間にだいたい400万円使うのだが、
ノルウェーは800万円くらい使う。
ノルウェーは人口約500万人。北海道550万人。
いやたしかに、日本人の学歴は高くなった。
子供の数がへり、ひとりあたりの教育投資額が増えたからだ。
だから、少子化が悪いとは、いちがいには言えない。
もちろん、国防とかいろいろまずい面もある。
とりあえず、経済だけの話だ。
しかし。だがしかし。
われわれ庶民は豊かになっていない気がする。
なんか、金の流れるパイプが上のほうで詰まっているんじゃないか、という気がする。
貧乏人のヒガミかな。
とはいえ。とはいえ、だ。
経済の規模が変わらないという前提を維持するためには、
「外で売る」これを続けなくてはならない。
トヨタが海外で車を売ることをやめれば、トヨタだってつぶれてしまう。
任天堂なんて即死だろう。
さてそこで、マーケットとしてどこを睨むのか。
ベトナム、フィリピン、インドネシアといった国々だろう。
そういった国々で何が起きているか。
その国でビジネスする人のブログを見ると、
中国と韓国の進出がすごいようだ。
日本企業は何やってんだ、というくらい。
つまり、日本の、それも北海道みたいな田舎にいれば気付かないが、「中国や韓国が力をつけた」というのは、
もう目視できるレベルになっているとのこと。
そういう背景があっての尖閣諸島などの領土問題である。
少子化していく日本は、これまでどおり「外で」つまりアジア諸国でモノを売って経済を維持していけば、理屈上はむしろ豊かになる。
しかしマーケットは確実に中国と韓国に浸食されている。
エゴイスティックに言えば、途上国は先進国にならないほうがいい。
今までのように、安い農産物や海産物を日本に売り、日本企業で月給3万円で働き、日本の高い車やテレビを買えばいい。国民の大半が農家でいい。
とんでもない理屈だが、ガチに日本企業や中国・韓国の企業はそう考えるだろう。
そうでなければ、日本は少子化でつぶれることもある。
つぶれる、とは、中国かアメリカの州のひとつになるという意味だ。
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