09/02の日記
12:58
複眼的思考とは
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「複眼的思考」なんて古い言葉だ。
でもなんだか「脳内鎖国」「ど近視的思考」が多くないか。
主観ばっかり主張することを覚えて、自分を客観視できない若者が増えた。
それがフツーだと考えられるようになった。
それの集大成は古市憲寿の「絶望の国の幸福な若者たち」だと思う。
では絶望にはどんなことがあるのだろう。
たとえば乳幼児死亡率をみてみよう。
乳幼児死亡率
日本の若い女性は赤ちゃんをどこで出産すると考えているだろうか。
それは疑問にすらならない。
病院(産婦人科)で産むと答えるだろう。
しかし、産婦人科のない国や地域もある。
家のない難民もいる。
どこで産む?
よくてテントやキャンプの中で産む。
あるいは野原や森の中で産む。自分で、だ。
水道はない。
水は数キロはなれた川から汲んでくる。
感染症はどうする?そんときゃ死ぬ。
母親が栄養失調で乳が出ない。そんときゃ死ぬ。
ブータンが世界一「しあわせ」な国だって。
それも「複眼的に」考えれば、どうかなーと思う。
同様に、日本はいま不景気だけど僕たちは「しあわせ」だよと、それも、どうかなーと思う。
複眼的思考を養うのに最も効果的なのは、どこでもいいから外国に行ってみることだ。
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