12/28の日記

06:26
酔っ払いアイヌが喚いていた
---------------
某・いきつけ飲み屋で、アイヌ○○○協会の偉いらしい人が、酔って大声で演説をブッていた。

演説を聞いていたのはカウンターの中の従業員。
で、カウンターのイスをひとつずつ移動しながら座り直し、最終的におれの隣に座った。
そのアイヌは、おれに議論をフッ掛けようとしたのだ。
おれが何者かも知らないで。
んで、おれに聞こえるようにデカい声でしゃべっていた、ということ。


演説〉
江戸時代末期に、日本人はアイヌの土地を侵略し、勝手に領土にした。
人間はみんな平等なのに、われわれはずっと差別を受けてきた。
戦前はアイヌというだけで、まともな仕事にも就けなかった。
今も、観光くらいしか仕事がなく、その客足も減っている。
政府はわれわれの生活を保障しなくてはならない。
すでに金はもらっているが、もっと欲しい。だってわれわれアイヌをこんなふうに追い詰めたのは【国】だからだ。


そして
ギラリ、とした目で、日本人のおれを睨む。


おい、アイヌ、お前も日本人だろが。
都合のいいときだけ、自分を日本人ではないアイヌにするなよ、と思う。


ちなみにアイヌを知らない中学生のために書くが、
アイヌとは北海道に大昔から住む人々のこと。オーストラリアのアボリジニみたいな先住民。アイヌとは、アイヌ語で「人間」。だから「アイヌの人」は誤り。

で、このあわれな老アイヌの、論理的に破綻しまくりの思想信条なんだが、ギロギロ睨み付けられても、おれは構わないことにした。
あまりしつこくされるようなら、ルセー黙れコジキ!と言うところだったが、そうならなかった。


人間はみな平等、か。
それは確かに、63年前から日本国憲法でそう定められている。
それ以前は、アイヌばかりか、女性も差別されていた。参政権も相続権もなかったし。
でもそれは、明治政府の時代とか大日本帝国の時代には、ちゃんと【合法】だった。

人間はみな平等なのに、の前提は戦後だから成り立つ。

だったら、女性に参政権がなかったのは【差別】だと明治政府を訴えるか?
切腹や磔は世界人権擁護委員会憲章に違反していたと江戸幕府を訴えるか?

殿様が藩士に切腹を命じたのが【合法】であるように、戦前の大日本帝国がアイヌを差別したのは【合法】である。

なのに『人間はみな平等』と戦後の民主憲法を盾にして、飲み屋のスタッフに演説をぶつバカ。


一方的に侵略されて、観光でしか食えない?
それ、ハワイがそうじゃん。
観光の何が悲しいのか。

いや、フィリピンとか、アフリカ諸国とか、一方的に侵略されたじゃん。
世界中で、日本の北海道のアイヌだけじゃないの?そんなこと言ってるの。

観光で食えればよし。
マルチカルチャリズムでいいじゃん、と。


論破するのは、たやすい。
しかし、同情した。

50年も民族解放運動みたいなことやっていて、その論拠が否定されたら、しかも認めざるをえない否定なら、こいつの人生どうなっちまうんだろう。

だから『そっとしておく』わけだ。


*で、この日記を読んだアイヌが、異議ありとするなら、BBSのほうに、いつでもかかってきなさい。
おれは逃げないから。

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ