08/18の日記

02:18
ひきこもり70万人?
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2010年厚生労働省調べで26万世帯。
2010年内閣府の(下記リンク)調べで70万人が「ひきこもり」だという。

内閣府2010年


ひきこもりはひきこもりであり「準ひきこもり」などとカッコつけた区分はいらない。
要するに「怠け者」である。
そしてそれは「自己責任」「自己意思決定」である。

問題となるのは就労もせず消費もせず納税もしないということ。
だから社会問題になる。
子供のひきこもりは家庭問題かせいぜい学校問題である。

20歳を過ぎてからのひきこもりが多い。
つまり、学校を出て社会に出ていけない。
社会に出てみたけれど退社して家にひきこもった。
そういう人たちだ。

ひきこもりは労働する代わりに何をしているのか。
テレビを見ている。
マンガを読んでいる。
ゲームをしている。
ネットで遊んでいる。
だいたいそういうことだ。

で、親が「家内犬」のようにエサを食わせている。


なにが問題なのか。

その断層は学校と社会の間に存在する。
社会とは厳しいものだと、学生時代に想定していないまま社会に送り出すからだ。
学生時代は「ひたすら楽しい」だけでいい。
社会に出た瞬間、その感覚がはぎとられる。
だから自分の部屋にもどる。
そして「高校時代にもどりたいよー」とつぶやく。


働かない社員を会社はクビにする。
休んでばかりいる社員を会社はクビにする。
あたりまえだ。


しかし学生の中でも偏差値のかわいそうな奴は理解できない。
サークルを休み続ければクビになる。そのあたりまえがわからない。
働く「気持はあったんです」と開き直る。
だからクビになったらパワハラで訴えたりする(笑)

そのような会社は存在しない。
そのような社会は存在しない。


いつかこんなギャップを抱えたまま社会に出る。
あっという間に打ちのめされ、部屋に帰還する。
あとはひたすらテレビとツィッターか。


父親は「おまえ、なに考えてんだ」と言う。
母親は「こんな子に育てた覚えはない」と言う。
するとますます、ひきこもる。


しかし、なんにも役に立たない人間なんているのか。
何かはあるだろう。
それを認めて初めの一歩ではないのか。


どんな子供だと思って(期待して)いたのだろう。
期待と違うなら、期待のほうを捨てなければ解決しない。


不振な部署を改善しようとしてはならない。
ドラッカー


成長とは何かを捨てることである。
ドラッカー


ある程度の「強制」は必要であろう。
どこかの大学では入学して早々に、強制的に全員をキャンプに連れて行くという。
友達作りが苦手という、非社交的な若者が増えたからだ。
それを強引にテントで寝泊まりさせる。
人権侵害? いや。パターナリズムだ。


会社に入れば、いやな人間と毎日いっしょに仕事しなくちゃならないこともある。
それは「利害」と直結する。
だから拒否することは「害」なのだ。


学校から変えていく必要があるだろう。


おかしいぜ、この国。




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