PandoraHearts

□兄×2vs幼馴染
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ばったん!どたん!ぎゃーぎゃー!


今日も一段と大広間は賑わっていた。
キッチンにいた母上の話では兄様二人vsエリオットが行われているらしい。
よくまぁ毎回毎回喧嘩できるものだ。


『ちょっと、三人とも…』


もうそこは女性禁制と言っていい程の荒地と化していた。
クッションは引きちぎれ中に入っていたと思われる綿は散乱し、母上が出してくれたと思えるお茶やお菓子も床に散らばっていた。


『な、な…なにしてんじゃこの馬鹿共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!』


怒りを抑えきれず私は大声で叫んだ。






























『大体、毎回毎回喧嘩するってどういうことなの!しかもリーオは本読んでるっていうのに!』


「「「すいません…」」」


兄様二人と幼馴染はしゅん…となってしまい、幼馴染の従者はケラケラと笑っている。


『どうしてそんな毎回毎回喧嘩できるの!喧嘩するほど仲がいいって言うけれど、度を過ぎた喧嘩はやめてもらいたいわ!』


そう言うと兄様二人は声をあげた。


「エリオットが毎回毎回++++のことを好きだっていうから!」


「そうだそうだ!エリオットが悪いんだ!」


「なっ…!!///何バラしてんだよ!」


「うちのエリーをいじめる奴はどいつかなぁ!!!!!!!!」


そこにドアを蹴り飛ばし入ってきたのはエリオットの兄、アーネストだった。
隣には姉のヴァネッサも仁王立ちでこちらを見ている。ちょっと可愛いけど←
後ろではクロードとフレッドが呆れている。


「お前たちの弟がわりぃんだぞ!」


「エリーのせいにするのはやめてもらえるかな!」


「ヴァネッサ、躾がなってないんじゃないか!」


「煩いわね!うちのエリーは何も悪いことしてないわよ!」


こっちもこっちならあっちもあっちで弟バカであった。
弟愛ならきっと誰にも負けないと名乗りだしそうなアーネストとヴァネッサ。
妹愛ならきっと誰にも負けないと名乗りだしそうな私の兄二人。


「大体、お前らの弟がうちの++++のこと好きとかいうからなぁ!」


「そんなのはエリーの好みだろうが!貴様らには関係ないだろ!」


「関係あるわ!アーネスト、貴様の目は節穴か!うちの可愛い可愛い++++を貴様らの弟なんぞ預けられるか!」


「なによぉ!うちのエリーがそんなに頼りないっていうの!?失礼しちゃうわ!」


なんだか色々恥ずかしいこと言われてる気がするんだけど…。。
エリオットのほうを向くとエリオットも困ったような顔をしていた。


「「「「それでどうなんだ(の)!エリオット!」」」」


「…〜っ///あーもうっ!オレは好きだよ!今も昔も++++が好きだ!わりぃか!」


そうエリオットが叫んだ瞬間にアーネスト達がよくやった!、という顔つきになった。


「エリー!それでこそ男だ!」


「うぅぅぅ…お姉ちゃん嬉しいわぁ!」


そう言いながらヴァネッサはアーネストの服の裾で涙を拭いている。


「…〜っ、++++はどうなんだ!」


『へっ!!?』


兄に咎められうっ…と息詰まってしまった。


『す、好きだよ…エリオットのこと…』


するとすかさず兄が友達としてだよなぁ!!?、と涙目で言ってきた。
でも、ごめんなさい…首を横に振って異性として、と言うと兄は床を転げまわった。
上の兄の方は壁に体重を預けあ゛〜…と絵で表したら魂が口から出ている勢い。


もうっ!なんでそんな恥ずかしいこというのよっ!



兄×2vs幼馴染
(****家の末っ子の私)(ナイトレイ家の末っ子のエリオット)
(末っ子ってどうしてこんなに大変なんだろう…)(主に兄や姉からの愛が)



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最初は父vs幼馴染だったのですが、さすがにお父さんには逆らわないんじゃあ…と思ったので。
エリオットだってそこらへんはちゃんと弁えると思うんだ

 

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