ゴジラシリーズF

□ゴジラ×モスラ
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2035年

ゴジラと轟天号の戦いから一年後。


南太平洋


夜の海の中を大型の客船、「スターダイヤモンド号」が進んでいた。横浜を出て、目指す目的地は南太平洋の島国ベルキア共和国だ。

操縦室

「よっ、良太。どんな感じた?」
「別に何も無いですけど。」
彼の名は春山良太、この船の乗組員だ。
「まっせいぜいクジラにぶつからないように気をつけますよ。」
「いいよなぁ。知ってるか?今中じゃパーティーやってるんだぜ。」
「ふっ…ベルキアに着いて、また横浜に戻ったら休暇だから。頑張ろうや…」
「そしたら妹と遊ぶのか?」
「馬鹿言うなよ!」
「さぁ、仕事仕事。」
「ったく……ん!?」
「どうした?」
「これ……」
ソナー探知機には巨大な生物が映っていた。
「クジラじゃねぇの!?」
「クジラが100メートルもあるかよ!」
「じゃぁ…これって……まさか…」
ドォォン
船底が何かにぶつかった。
『船底から浸水しました!すぐに船から脱出してください!』



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