ゴジラシリーズF

□ゴジラ the second battle
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2034年 日本は小笠原諸島の小さな無人島に大規模な原子力発電所を建設した。

 一機のヘリがその島へ着陸した。それを出迎えたのは発電所の所長だった。
「これはこれは先生、ようこそお越し下さいました。」
 先生と呼ばれたその男は国会議員の堤裕太だ。
「ご苦労様。」
「今さら視察ですか?」「議会の連中はまだここの安全性を認めようとはしないのでね。」

発電所内コントロールルーム

「とは言っても私自身安全性について多少の不安は持っているよ。ここは海のど真ん中だ。何かあった時に、所員の避難や放射能による海洋汚染への対処がしっかりしていないと安全性はバッチリとは言えないからね。」「ご心配にはおよびません。ここの裏山の地下に避難用のシェルターがあります。放射能漏れについては…」
 そう言うと、所長はモニターを指さした。
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