ゴジラ1560

□第三部 桶狭間
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 辺りは静まり返っていた。あまりの衝撃に隊員達は皆気を失っていた。

「う…………うーん……………ん?」

 最初に目を覚ましたのは康介だった。康介は雅英と同じ戦車に乗っていた。

「着いた………のか?」

 康介は戦車の外に出た。すぐそこにあったはずの埠頭が無い。遠くの方に陸地が見えるだけだ。

『全員起きろ!』

 通信機から白河の声がした。目覚めていたのは康介だけでは無かったようだ。

『これより陸地に向かう。艦隊は簡易橋を牽引して移動せよ。』



 
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