UNIVERSE ZERO

□第14話『地上』
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 朝になり、事の大きさにいち早く気づいたのは、アヤコだった。DFU宿舎のメアリーの部屋の前にアヤコの姿があった。

「メアリーさん!メアリーさん!起きてください!」

 ドアを強く、何度も叩く。アヤコはメアリーが起きるまでそれを止めようとしない。

「メアリーさん!メアリーさん!」
「騒々しい!朝っぱらから大きな声を出すな!」

 やっと出てきたメアリー。ドアを開けるや怒鳴り出すメアリーだが、メアリーに反論する時間すら与えずアヤコはメアリーの腕を握り、そのまま引っ張って走り出す。

「アヤコ?」
「まずはフリーガレージに!」










 フリーガレージにやってきたアヤコとメアリー。メアリーは部屋から出た格好のままだったから、ガレージには合わない浮いた存在となっている。

「何がおかしいんだ?」
「アレンと私の機体が無いんです!」
「何だと?」

 
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