おはなし

□手を伸ばせば...T
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どうしようもないくらい、
・・・君が 好き。


=手を伸ばせば・・・=


俺にだって届くはず。
どれだけアンタが上にいても、頑張れば、届く。
唯・・・勇気が無いだけ。
アンタに拒絶されるかもしれないという、不安に押しつぶされそうで。
所詮、届くはずは無い。
だけど
どうしようもないぐらいにあんたが好きで。
どうしようもないくらい、嫌われるのが怖い。
アンタ無しじゃどうにもならないぐらい、アンタが好きな自分がいる。

だから

きっと 届く。
手を伸ばせば、きっとアンタは優しいから、手を差し伸べてくれる。
―――答えが、どんなものであろうとも、
きっとアンタらしい答えが返って来るんだろうな。

だから。

先輩?

気持ちを伝えても良いですか?

「好きです。」

答えは分かっているけど。

それでも伝えます。

「・・・俺も好きだよ?」

―――― 一瞬、夢かと思った。

けれど。

現実で。

――――やっと、手が届いた。

少しだけ、近づいた。
            next→手を伸ばせばU

コメント:まだ付き合っていない、乾と海堂 そんな感じです。海→乾な感じ。多分、続き物になるかと・・・。(3話ぐらいの)
私の薫ちゃんは、より乾サンを好きな物が多いです。
読んでくださり、有難うございました。 

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