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□林檎色
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榊原side

僕、榊原恒一は今、愛しい彼女、
見崎さんの家にいる。
たまたま、からかってみようと悪戯心で
見崎さんの目を手の平で
隠してみる。
僕が「だーれだ?」ってわざと低い声で
聞いてみると、彼女は
「うーん…、榊原くん?」と
すぐに当ててくれた。
顔を近づけて手を離すと
彼女は僕の目を見て
頬を真っ赤にし驚きを隠そうとしている。
彼女の頬は真っ赤で林檎色のようだ。
本当、見崎さんは可愛いなぁ


side end


「ねぇ見崎さん」
「…なぁに?」
「また、美術館に行こうね」
「別にいいけど…」
「じゃあまた電話するね」


僕が笑うと君は顔を真っ赤にして
つられて笑う




end
 

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