詩1
□５
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この世に生まれてきたこと自体が罪ならば
あたしは誰にどうやって
許しを請えばいい？
もし許されなかったら
あたしはどんな風にして
罪を償えばいい？
もしあたしが透明人間で
誰の目にも映ってなかったならば
あたしはすぐにでも
この世から消えよう
でもあたしには
言葉を交わしてくれる人がいる
冷ややかだろうと
温かかろうと
あたしを見る瞳がある
あたしはそんな瞳が無くならないうちには
消えてやらない
誰に何を言われたって
神に抗うことになろうと
あたしは存在し続ける
H18.1.30