歯車部屋


女の子は、不幸でした。


女の子は人と関わるのが苦手なのです。


みんなと上手く関われなくて、恋もできなくて、



女の子は次第に夢に逃げるようになりました。

女の子は物語を書くのが好きでした。


次第に夢は広がりました。




でも、いま。

女の子は、しあわせです。



だから、もう必要ないのです。

女の子は歩かなければならないのです。









「ばいばい。」


コトバ。




                          


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