俺達ストーリー

□第6章:出逢い……そして……
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【井倉清秀の過去】


高1


6月


俺は停学になった

そんな長い期間ではなかったが、毎日毎日同じような作文を書いてだるい日々を送った




そして

学校へ復帰


学校へ向かう途中、ふと空を見上げた








雲一つない空



綺麗な青だな



俺の大好きな空



今日はなんかいい事あるかな



学校につき教室へ入ると急にシーンとなる



なんなんだよ




そして昼休み


俺は屋上のドアをあけていつものあの場所へ行く



………!?




……だ、誰かいる!?




黒髪のおしゃれな短髪、そして少し色黒




俺が持ってきた机に座ってパンを食べている




俺はそいつの所へ行った






清秀「あーすんません、そこ俺の場所なんスけど」

男「!?……あ、わりぃ」


そいつと目が合う



……な



こ、こいつ




す、すっげぇかっこいい!!



こんな奴この学校にいたんだ





男は歩いてどこかへ行こうとしていた




あっ


清秀「ちょ、ちょっと待って!」



男は振り返る


男「……なんスか?」

清秀「あ、あ、な、何年スか?」


な、なにきいちゃってんだよ俺〜!


男「え?1年スけど?」


一緒だ


こんな奴初めて見た


こんなオシャレな髪型でかっこいい奴なら目立つはずなのに


清秀「な、なん組?」

男「7スよ……そっちは?」

清秀「8」




お互い無言になる




ヤベェ





こいつの名前もまだ知らねぇ

こいつの性格もまだ知らねぇ

たった今会ったばっかりなのに


……なのに、何でだよ



こいつと

こいつとダチになりてぇ!!




俊平もこんな気持ちだったのか?

そうだったら入学式ん時マジでわりぃ事しちゃったな



けど言いたい


なんかこいつとはここで終わっちゃいけねぇ気がする





清秀「あ、あ、あのさ……俺と……」


そう言いかけたその時!


男「あ、あのさ……お、お前と友達になりたいんだけど」



……え


えぇっ!??


な、な、なんで!?


清秀「……あ……あぁ別にかまわねぇけど」

男「な、名前は?」

清秀「井倉清秀……お前は?」

男「西寺涼介」

清秀「よ、よろしくな」

涼介「おぅ」

清秀「涼介ってさ、もてるっしょ?」

涼介「俺?!全然もてねぇし……」


絶対こいつモテるし


涼介「そういえばさ、このラジカセって何?」

清秀「あーこれでダンス練習してる」

涼介「え!?ダンス!?」

清秀「あぁ」

涼介「ちょ、ちょっと踊ってみて!」


俺は曲をかけて1番得意なブレイクダンスを披露した


涼介「す、す、すっげぇ!!超カッケェ!」

清秀「サンキュー」

涼介「俺もさ前からダンスやりたかったんだけどさ何から初めていいかわからねぇからさ」

清秀「俺が教えてやろっか?」

涼介「ま、マジで!?」

清秀「あ、あのさちょっと上、裸になってみてくれねぇ?」

涼介「は、はぁ!?」

清秀「お、お前の体の筋肉のつき方見て、どのレベルのダンスから教えればいいか決めたいんだ」



ほ、本当は


涼介の裸が見てぇだけなんだけどな


わ、わりぃ涼介



涼介「あーそうなんだ、わかった」


Yシャツを脱ぐ涼介



涼介「どー?」

清秀「!!?おっ、お前すっげぇ鍛えてんだな!!」

涼介「あ〜俺軽くだけどジム行ってるから」


す、すげぇ!

お、俺と同じくらいか?!


清秀「ちょ、ちょっと触って確かめていいか?」

涼介「あーいいぜ」


俺は涼介の肩を触った

うわ……硬ぇ

そして腕をニギニギしてみた

た、たまんねぇ!

胸をグッと押してみる

いい鍛え方してるぜこいつ

最後に腹筋を触る

や、やべぇ

変な気持ちになってきちまった……


清秀「さ、さ、サンキュー!服着ていいぜ!」

涼介「ど、どうなん?」

清秀「結構鍛えてあるから割りと難しいやつも教えやすいかも」

涼介「よろしくな!師匠!」

清秀「し、師匠!?」



そして俺達は椅子と机に座った

涼介はポケットからタバコを出して吸い始めた


涼介も吸うんだ


俺もタバコを吸う


涼介「なぁ清秀、今日の空すげぇ綺麗じゃね?」

清秀「……え?」

涼介「俺さぁ今日みたいな雲1つない空、すげぇ好きなんだ」



………!



涼介「すげぇ綺麗な青」



………!!



涼介「あ、わ、わりぃ……空なんてどうでもいいよな」

清秀「お、お、俺もすげぇ好きなんだ!この空」



涼介と出逢ったのは運命だったのか?



けど空が好きなやつなんて沢山いるしな





けど俺にもやっと友達ができた






その日の夜



あいつ、マジで俺の好きなタイプかも

俺は涼介みたいなやつと友達になりたかったんだ

あいつマジでかっこいい

それにあの体



………




……俺は涼介をオカズに



オナニーをしてしまった




まじゴメン涼介
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