陰陽獣
□第十四章:修復
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獄禅「まずは龍斗と鷹虎だが、朱雀の四神柱へ行き宝珠に魔力を注ぎに行ってもらおう」
魔力を注ぐって
鷹虎先生とセックスするって事だよな
うわああああ!
な、何か変な感じ!!
鷹虎「朱雀の四神柱はどこにあるんですか?朱雀って事は方角は南ですよね?」
凱「南ならジハドラバからも近いんじゃないか?」
獄禅「ああ。朱雀の四神柱はアズルーという村の近くにある。アズルーはここから近いが徒歩となるとそれなりに距離もあるから飛月に送らせよう」
鷹虎「はい。ありがとうございます」
獄禅「鷹虎は鳥系、龍斗には龍の血が流れているから飛べるように早めに特訓するんだな」
鷹虎「そうですね」
獄禅「んで、凱、お前にはちょっと頼みたい事がある」
凱「ん?」
獄禅「飛月、あれを持ってきてくれ」
飛月「あ、はい!」
飛月さんは部屋の奥から大きな水晶玉を持ってきた
龍斗「あ、これって俺の事が見えるっていう水晶玉」
獄禅「そうだ。だがこれにはちょっとした未来を見る事もできる」
凱「なんと!」
龍斗「すげぇ!じゃあさ、俺のチンコどんくらいになんの!?教えて教えて!」
獄禅「あほ。だからちょっとした事しか見えねぇって言ってんだろ」
龍斗「なーんだつまんねーの」
凱「それで、俺に頼みたい事ってなんだー?」
獄禅「昨日突然水晶がこれを映し出したんだ」
水晶玉にはとある植物が映し出された
凱「何の植物だ?鷹虎知ってるか?」
鷹虎「いや、俺にもわからんな」
獄禅「俺も初めて見る植物なんだが、その植物と同時にこんな場所が映し出されたんだ。見てくれ」
凱「お!」
龍斗「あー!ここ!」
鷹虎「2人は知ってる場所なのか?」
龍斗「この凍った遺跡は玄武の四神柱があった場所なんです!」
鷹虎「おお、そうなのか」
凱「ここにその植物があるのか?」
獄禅「恐らくそうだと思う」
凱「じゃあまた俺がここに行ってその植物を持ってくればいいんだな」
獄禅「そうだ。この植物を何の為に使うかわからないが水晶が映し出した物はなんらかの意味があるはずだ」
龍斗「で、でもここって相当危険なんだぞ!?凱さんの目をやったのもここだったし!凱さん1人で行かせるつもりかよ!」
獄禅「大丈夫だ。今回は俺が一緒に同行する」
凱「おー!」
龍斗「で、でも凱さんより親父の方が弱いのに大丈夫なのかよ」
獄禅「まー、足手まといにならねぇように頑張るわ」
その時
雷響「お、俺も着いていっていいですか!?」
獄禅「駄目だ」
雷響「……そう……ですよね。俺なんかが着いていったらマジで足手まといですもんね」
獄禅「いや、そうじゃなくてだな、お前にもちゃんとやってもらいたい事があるんだ」
雷響「え?なんですか?」
獄禅「修行だ」
雷響「……修行……ですか。どんな修行ですか?」
獄禅「俺がここを不在にしたら、民達の性交の相手を毎日してもらいたい」
雷響「えええっ!?俺が!?」
飛月「これが国王が民と性交をする予定表です」
飛月さんは雷響さんに紙を渡す
雷響「こ、こ、こんなに!?1日10人以上の日もあるじゃないすか!」
飛月「大変ですがこれは国王の仕事なのです」
獄禅「毎日こんだけ相手をすれば魔力も高まっていい修行になるぞ」
雷響「で、でも俺なんかが国王の代わりになるんでしょうか!?民達は満足しますか!?」
獄禅「まぁ、しねーだろうな。俺のチンコのデカさはもちろん、上反りの形、鍛えた体、毛深い体毛、それにこの高魔力だ。民達は俺のそれら全てを求めてここにやってくる」
雷響「じゃ、じゃあ俺なんか無理じゃないすか!」
獄禅「お前がその民達をどこまで信頼、信用、満足させられるか。その結果次第では俺の側近として考えている」
雷響「え!!」
獄禅「どうだ?やるのか?やらないのか?」
雷響「こ、国王の側近だなんて……やります!やらせてください!」
獄禅「うむ。そうこなくっちゃな」
龍斗「側近なんて言ったら飛月さんと同じ立場すよね!?すげぇじゃないすか雷響さん!」
雷響「おう!マジでやってやるぜ」
獄禅「と、ここにいる全員のこれからの動きはこんな感じだ。とりあえずは数日は全員魔力と体力の回復に専念しよう。回復したら出発だ」
飛月「特別に国王専用の温泉を解放しますのでご自由にお入り下さい」
龍斗「おー!ここに来たばっかりの時に1回入ったすよね!やったー!」
獄禅「おし!これから全員で入るぞ」
龍斗「おー!いいねいいね!」
飛月「国王!龍斗様!お2人は特にまだ安静にしてないといけないんですよ!駄目です!」
獄禅「でも五指獣との戦いの日からまだ1回も入ってないんだ。汗だくになって鷹虎や凱と性交したりもして体がもう……」
飛月「駄目です!!今日はなんと言おうが駄目です!!」
獄禅「……はい」
龍斗「あーあ。だっせー親父」
獄禅「んだとこらぁ!」
飛月「お2人共いい加減にしてください!!もうベッドにお入り下さい!」
龍斗&獄禅「……はい」
【鷹虎目線】
鷹虎「ふぅ……いい湯だのう」
凱「俺はこの温泉は初めてだが、ルペカの温泉と同じくらいいい湯だ」
雷響「あの、1つ聞いてもいいすか?」
鷹虎「ん?」
雷響「2人はこれからどうするんすか?」
鷹虎「これからとは?」
雷響「特別な宝珠を修復して、世界の破滅を防いだ後です」
凱「俺はルペカに帰るぞ。帰ったらまた前みたいな生活に戻るだけだ」
雷響「そうなんですね。でもそしたら龍斗と会えなくなりますね」
鷹虎「いや、龍斗も俺も飛行のできる陰陽獣の血が流れているから、これから修行をして飛べるようにするつもりだ。そしたらいつでも会いに行けるさ」
凱「嬉しいぞー鷹虎」
雷響「鷹虎殿は?」
鷹虎「俺はもちろんベケウ村に帰るさ。そして炎樹さん達に滅ぼされた村を復興していこうと思っちょるよ」
雷響「龍斗も一緒にですか?」
鷹虎「……いや。それはわからない」
雷響「え?でも2人は好き同士になったんすよね?だったら一緒にいたらいいんじゃ?」
鷹虎「……龍斗は竜族だろう?ここの時期国王のはずだ。龍斗との事は俺が決める事じゃない」
その時!
龍斗「何言ってんすか!?俺はベケウ村に帰って鷹虎先生と一緒にベケウ村を復興するつもりですよ!」
鷹虎「りゅ、龍斗!?」
全裸の龍斗が温泉にやってきた
龍斗「飛月さんに内緒で部屋から抜け出してきちゃったっす」
鷹虎「……わ、わかったから早く湯に入りなさい」
やば……直視できん
湯に入る龍斗
龍斗「俺は誰が何と言おうがベケウ村に帰るし!鷹虎先生と離れるなんて死んでも嫌っすから」
鷹虎「……龍斗」
龍斗「そんで鷹虎先生と沢山子供作って賑やかに暮らしていきたいんす!」
鷹虎「……そだな」
龍斗
俺もそんな暮らしがお前としたい
嬉しいぜ
飛月「あああ!!龍斗様!探しましたよ!」
龍斗「と、飛月さん!」
飛月「お薬の時間です!!さぁ早く部屋へお戻りになって下さい!」
龍斗は飛月に連れて行かれてしまった
凱「良かったじゃねーか鷹虎」
鷹虎「……ああ」
雷雨「あんまり嬉しそうじゃないっすね?」
鷹虎「いや、そんな事はない」
凱「俺達もそろそろあがろうぜ」
嬉しいけど
王族や身分はどうしようもならない事があるんだ