陰陽獣

□第十三章:決戦
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【紅蓮目線】


氷騎「団長、そろそろ殺していいっすか?」

紅蓮「王だけは殺すなよ?」


羽をもぎ取る前にヤりてぇからな


氷騎「了解」


氷騎は空一面に留めておいた氷の刃を


氷騎「死ね雑魚共がぁああ!!」


一気にエルフ達へ向け急降下させた


珀瑛「み、みんな避けるんだ!!」

紅蓮「無駄無駄。氷騎のこの氷雨の刃から逃れるのは相当な使い手じゃねーと無理」

珀瑛「……なんてな」

紅蓮「あ?」


ま、まさか


魔力を目に集中させ周りを見渡した


紅蓮「!!!」

珀瑛「気付いたみたいだがもう遅いわ!!」


いつのまにかエルフ達を守るように結界が作られていた


紅蓮「……いつのまに」

水無月「これ光の結界ですね。エルフ王、珀瑛の技ですね」

紅蓮「光の結界か。やべぇな」


結界の種類は沢山ある

その中でも光属性の者が作り出す結界は


珀瑛「全反射だ!!」

氷騎「!!!」


降り注がれた氷雨の刃は全て氷騎に跳ね返された!


氷騎「ぐあああああああああああああああああ!!!」


物凄い衝撃波で氷騎は見えなくなった


白樺「椿!あれでとどめをさすぞ!」

椿「了解!」


白樺は椿の後ろに重なった

2人で魔力を混合させ巨大な大砲を作り出した


紅蓮「あれは合体魔法か」

水無月「2人の魔力を同じ数値にして混合させる応用魔法。数値がほんのわずかでもずれたら失敗する。あれを修得するには2人の相性が抜群によくないとできないと言われています。レベル5の奴等でも合体魔法で繰り出す技のレベルは8以上の威力だと思われます」

紅蓮「すげぇ!初めて見る!さぁさぁどんな威力なんだー!?」

水無月「団長楽しそうですね」



2人の魔力が混ざり最高潮に達した


白樺&椿「うおりゃああああああああああ!!いけぇえええええ!!」


超強力な魔力の砲弾は凄まじいスピードで氷騎へ飛んでいった


白樺「ハァハァ!手応えありだ!」

椿「ハァハァ!どうだ俺達の合体魔法!」

紅蓮「確かにすげぇ威力だ」

水無月「また五指獣を1人補充ですかね」

白樺「何言ってんだ?1人?お前ら2人もだろうが!!俺達エルフ族はお前らと違って誰かと協力して魔力を高めて戦う事が得意なんだ!いくらお前らが強くても……」


急に周りの空気が冷たくなる


椿「………?」

白樺「………え?」

紅蓮「どうした?いくら俺らが強くてもの続きは?」

白樺「……な、なんだこの冷気は!」

椿「ま、まさか……!」

珀瑛「そ、そ、そんな……」



冷たい冷気の中に


氷騎「ハァハァ……やっぱお前ら雑魚だわ」


羽織がボロボロになり、下着姿の氷騎が立っていた


紅蓮「なんだ。生きてたか」

氷騎「俺があんな激弱な攻撃でやられるはずないっすよ。勝手に殺さないでくださいよ」

紅蓮「あっはっはっは!!そんなボロボロな姿でよく言うぜ」

氷騎「これは奴等の合体魔法の攻撃でなったんじゃないっす。俺の氷雨の刃が跳ね返ってきてなったんすよ。いやぁ改めてすげぇ術すよ」

紅蓮「どうでもいいからさ、もうさっさと殺れよ」

氷騎「了解」





【珀瑛目線】


氷騎の目付きが変わった

明らかにさっきまでとは違う


そして


次の瞬間!!


物凄いスピードで氷騎は白樺と椿の目の前に行き


白樺「ひぃっ!」

氷騎「死ね」


ニヤッと笑い肩を軽くポンとたたいた


白樺「……な……え!?」

椿「……な、何をしたんだ!?」



すると次の瞬間


珀瑛「……!!!」


白樺と椿は凍って固まってしまった


珀瑛「う、嘘だろ……」



そして氷騎は凍った白樺を指で軽く弾くと



粉々に砕いてしまった


珀瑛「うわああああああああああああああああああ!!やめろぉおお!!」


そんな光景を見ていた他のエルフ達は悲鳴をあげてその場から逃げていく


珀瑛「み、みんな待て!!結界で守るから俺の近くに来るんだ!!」


そんな声も届かず大パニック状態だった



その時



凍らせた椿も白樺と同様砕いてしまった

そして氷騎はその砕いた欠片を宙に浮かせ


氷騎「よっと」



逃げていくエルフ達に向け飛ばしていった!


珀瑛「やめろぉおおおお!!!」





鋭い欠片は次々とエルフ達に刺さっていった


氷騎「はい。おしまい」

珀瑛「そ……んな……」



そこはもう血の海



俺を残し全滅した





珀瑛「……お前達の目的は俺の羽だろ?どうして関係の無い者達を!」

氷騎「んあ?殺したいから。それだけ」

珀瑛「…………」



お前達に

俺の羽は絶対に渡さない!!




魔力を高め




胸に手を当て魔法を放った








しかし!!



紅蓮「おっとあぶねぇ」

珀瑛「ハァハァ!い、いつのまに!」


全く見えなかった

瞬間移動したかのように紅蓮は俺の後ろに立っていた


俺が魔法を放った瞬間紅蓮は右手を掴み胸から離し上へ向けていた


放った魔法は上空へ飛んでいった



死ねなかった




紅蓮「水無月。あれを」

水無月「はい」


俺は水無月に何かの薬を無理矢理飲まされた


珀瑛「ハァハァ!な、何の薬だ!」

水無月「これは紅蓮様の魔力と様々な素材を調合して作った秘薬。じき紅蓮様の事しか考えられなくなり、紅蓮様が欲しくて欲しくてたまらなくなるだろう」

珀瑛「……ハァハァ……ぐ……れん……さま」

水無月「おや。効き目が早いなぁ」


俺はエルフ達の住んでいた小さな家に連れていかれた


紅蓮「おめーら来んなよ?エルフ王と俺だけの楽しい時間だからな」

水無月「はいはい」

氷騎「あーあ。俺も団長とやりたかったなー」

紅蓮「そこらで水無月とやってろ」







【紅蓮目線】



珀瑛「っああ!ああ!!っああ!」


背中と羽に抱きつき後ろから突きまくる


筋肉質で綺麗な白い肌

柔らかい薄桃色の髪

その髪と同じ色の腋毛や陰毛

桃色の綺麗な乳首

顔に似合わず立派なチンコ


そして美しく輝く大きな羽



いやぁ実にいい男だ


惜しいねぇ

団に空きがあればお前を俺のセックス相手用員として入れてやったのにな



珀瑛「っああああ!!紅蓮様ぁああ!もっと!もっと下さい!!」

紅蓮「ハァハァ!おいおい?もう20回も魔力ぶちこんだのにまだ足りないか?」

珀瑛「もっと!!もっと!!」

紅蓮「ハァハァ!仕方ねぇ奴だなぁ」



本当可愛い奴


けど例外はねーんだ




そしてしばらく珀瑛と繋がり


紅蓮「ハァハァ……飽きた」




裸のまま家の外へ出た



氷騎「何回ぶちこんだんすか!?」

紅蓮「さぁ。30くらいか」

氷騎「さ、30!?俺だってそんなもらった事ないのに!羨ましすぎる!」

水無月「エルフ王は?」

紅蓮「中で気絶してる。羽もぎ取って凍らせとけ」

氷騎「はい」

紅蓮「王は始末しとけ」

水無月「わかりました」




こうして龍の陰陽宝具の1つ、風輝の羽を手に入れた


あとは彩虹石と竜の刻印だな
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