俺達ストーリー

□第3章:セツナスギテ
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【西寺涼介目線】


清秀「そういえばお前1人暮らしするって話しどうなった?」


そう、俺は実家をでて1人暮らしをするつもりだった


涼介「おぅ!もうアパート決まったぜ。わりとこの近くなんだ」

清秀「お!そんなん!?良かったな!つーかここに住めば良かったのに」

涼介「さ、サンキュー……けど1人暮らしがちょっと夢だったからな」


……清秀と一緒に暮らすなんて


毎日清秀と一緒にいれる

そんな生活


すげぇ幸せだろうな


けど……辛い



清秀「ま、近いしいつでも会えっからな」

涼介「……おぅ」


それから俺達はダンスの練習したり筋トレしたりしていつのまにか夜になった


清秀「……まだ帰らねぇよな?」

涼介「ん?ああ、まだ平気だぜ?」

清秀「そか……俺ちょっとシャワー浴びてくる」

涼介「……!!……あ、ああ」


シャワーを浴びてくる=エッチをする

俺達の決まりの順番だった


……や、やべぇ……どうしよ


清秀はやる気満々だ

ああ……どうする!



清秀とやりてぇ

やりてぇ

やりてぇ!!



シャワーの蛇口をしめる音がした


清秀は腰にタオルを巻いて濡れた髪で出てきた


久しぶりに見た清秀の体

た、たまんねぇ……


清秀は卑怯だ


清秀「……お前もシャワー浴びてこいよ……」



……だめだ


涼介「わ、わりぃ!ちょっと用事思いだした!急いで帰らねぇと」

清秀「……え!?………そか」

涼介「ま、また明日な!!じゃあな!!」

清秀「……気をつけてな……じゃあな」



俺は走って帰った



清秀

怒ったかな


今まで一回も拒んだ事なんてなかったのに



上川

清秀大事にしてやれよ………






次の日の朝

いつもみたいに清秀んちに迎えに行く


めちゃくちゃドキドキする

怒ってるかな?



清秀「おす!!」

涼介「……おっす!」

清秀「今日学校ダリぃな〜。すげぇ寝みぃ」


清秀はいつもと変わらなかった

全く昨日の事は気にしてない様子だ


そういえば清秀はそんな性格だったな




学校へ向かった


だるい授業をうけ昼休み

俺達は体育用具室で昼メシを食ってタバコを吸っていた


涼介「そういえばさ、今日学校終わったら少しずつ荷物運ぼうと思ってんだ」

清秀「そうなんだ!俺暇だし手伝うぜ」

涼介「サンキュー!」



その時!!

用具室の扉があいた!!


清秀「や、やべっ!!」


俺達は慌ててタバコを消す


……すると

そこにいたのは上川だった


清秀「んだよー上川かよ!びびらせんなよな」

上川「お前らなぁ……すげぇタバコ臭ぇぞ!!見つかっても知らねぇからな」

清秀「つーか何しにきたん?」


すると後ろから誰かが走ってきた



やってきたのは

健太「ハァハァ!ハァハァ!先生すんませんっ!!遅れちゃったッス……!?あっ!先輩達もいたんすね!」


健太だった


清秀「!?な、何でこいつが!?」

健太「先生!4Pならはじめからそう言って下さいよ〜!」

涼介「!!?はぁ!?」

清秀「……涼介!場所移動しようぜ」

涼介「え!?は!?」

上川「わりぃな」


俺は清秀に腕を掴まれて用具室を出た


涼介「ど、どーゆう事だよ!!」

清秀「用具室でこれからヤるんだろ」

涼介「はぁ!?い、いいのかよ!?」

清秀「……しょうがねぇよ。健太は上川のセフレだからな」

涼介「お前ら付き合ってんだろ!?」

清秀「何回も言わせんなよ……上川が健太とやりてぇと思ったんだからしょうがねぇだろ!」

涼介「…………」


上川……最低だ


清秀

こんなに悲しい顔してんじゃねぇかよ!




モヤモヤした気持ちのまま放課後になった


清秀「んじゃこのまま荷物運び手伝いにいくぜ」

涼介「おう」


俺の部屋から荷物を外へと運ぶ


清秀「つーかさ、この荷物どうやって運ぶんだよ?」

涼介「言わんかったっけ?あれで行く」


俺は実家にとめてある軽トラを指さした


清秀「お、お前が運転すんの!?」

涼介「おぅ、そのつもりだぜ?」

清秀「運転大丈夫かよ……俺死にたくねぇからな」

涼介「大丈夫大丈夫!心配すんな!よく乗ってるから」


俺達は軽トラに荷物を乗せ、1人暮らしするアパートへ到着した
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