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□kiss you
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朝、目が覚めるとき私の隣ですやすや眠る敬浩。


敬「スー…ス…」



子犬なような彼の寝顔を見てると…なぜか昨日まであんな憎かったのに、そんなことなんかどうでも良くなるほど愛しいさが込み上げる。








志「綺麗………。」




柔らかい彼の髪をそっと撫でて
敬浩を起こさないように
そっとベッドから体を起こす



昨日泣いたせいで瞼が腫れて重い…



枕のそばには、タオルに包まれた保冷剤




敬浩…。私の為に?




敬「…おはょう。泣き虫娘さん」


後ろから腕を掴まれ、振り返ると敬浩がまだ寝ぼけた声でそう言って笑った。



志「何ょ…馬鹿敬浩……」

敬「俺が?」

志「明日のこと忘れてたくせに」

ふて腐れて顔を背ける






敬「記念日。」




志「え…?」




敬「忘れるわけないだろう。」


後ろから私をギュッと抱きしめた。
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