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□kiss you
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9月17日 午後10時
志「ねえ、敬浩。今月の19日は何の日か覚えてる?」
敬「ん?19日……あー!毎週日曜日はEXILE魂の日だろ」
仕事終えて私の家でご飯を頬張る彼は
EXILEのTAKAHIRO…であり
田ア敬浩は私の彼氏です。
その返答にイラついた私は1人リビングを出て寝室に入った。
最低だ。
2人の記念日を忘れるなんて……
一昨年の9月19日
私たちは付き合いだした。
もう2年になる私たちの付き合い当初の初々しさはなく、
少しマンネリ化してるのかもしれない
敬「何気ない日常が志穂が笑うだけで少し明るくなるような気がする。……いつまでも俺の隣で笑ってろょ?」
そんな甘い言葉を言って優しく頭を撫でてもらうこともなくなった。
今だってほら。
起こって部屋を移動してきた私を追いかけようとするそぶりも見せない彼。
志「グズっ…たかひろ゛な゛んか…大っ嫌い…」
布団にもぐって泣きながら悪口を呟いて無理矢理目を閉じた。