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□今なら殺してあげるよ
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『ヒョンスンなんで……』
「いいから」
俺は今彼女のももにキスしようとしてます。ももは精一杯俺の胸を押し返しているみたいけど全然なんともない。
なぜ彼女が嫌がっているのかと言うと、多分メンバーがいるからだ。
だから凄く嫌がっているけど本当は内心嬉しいんだろうな。あ、いつの間にかにやけてた。
顔をほんのり赤くしているももと至近距離で目があう度にドキドキするよ。そんなに照れられるとこちらも困る。
DJ「お前ら部屋行ってやれよ」
YS「みたくなーい僕いちゃついてんのみたくなーい」
メンバーは嫉妬してるみたい。
ももはやめようやめようと俺の胸を叩く。絶対やめない。
「いいじゃん別に」
DJ「俺はやだ」
GK「いいなー」
ゆっくりももに顔を近づけると彼女の身体がひく。震えているのが伝わってくる。
俺がにやりと微笑むと彼女は眉をひそめて"だめ"と呟く。
誘っているようにしかみえない。
優しくももの唇に触れた。その瞬間にびくつく彼女の肩。
そっと唇を離した。
『もうほんとに恥ずかしいからやめて』
彼女は下を向いて言う。凄くいじめたくなる。この気持ちはなんだろう?ドS特有の気持ちか?
彼女の髪の毛を優しく掻き分けて耳にかけた。耳が赤い。
YS「みせつけないでよヒョンスン」
「うふふ」
みんなにみせつけているつもりは多分ないけど楽しい。
彼女の顔がドンドン赤くなっていくなんだかかわいそうになってきてしまった。
もう一度、唇を重ねた。今度はさっきよりもかなり軽く。
メンバー全員が痛い視線を俺らに向ける。
「あー楽しい」
『ヒョンスン今なら殺してあげるよ』
ももが怒りを隠しながら笑顔で言う姿が僕の瞳にうつった。
end.
(キスしていい?)
(だめ)
(DJ:俺らの前でやるな)
(ドゥジュンは黙ってて)
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