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□おせんべい事件
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『信じらんない!』
「あっいや!もも!」
わたしは今、猛烈に怒っている。きっと今わたしの頭から角がはえてきているだろう。
ドンウンの顔は青ざめている。
『ドンウンはBEASTの中で一番常識人だと思ってた!いやああああああ!』
「ちょっもも!お願いだから静かにして!」
ドンウンはわたしの大好きなせんべいを食べたのだ。
たかがせんべいだって!?
せんべいはわたしの命の次に大事なものなんだ!
しかも近所のせんべい屋でかったせんべい!あそこは毎日人、人、人がいっぱいで!
女将さんと話せるのも5ヶ月に一回ぐらいとゆう超女将さん不足が発令する危険性大なのに!
なのに……なのにそれをソン・ドンウン……
殺されたいのか!せんべいにつける醤油のつぼの中に頭突っ込んで醤油味にしたろうか!
「もも…全部聞こえてるよ……」
『ほんとにどうすんの!?』
わたしはアツくなっていた。
ドンウンは苦笑いを続ける。
わたしは頭を抱え込んで唸っていた。
ドンウンはそれを眺めているだけ。
『まずはじめに……言うことあるでしょうが』
「ごめん……」
『ラス1だったのに……!ああもう無理立ち直れない。今日から引きこもりになる』
「ももそこまで……」
『わたしにとってはすごいことなの!ドンウンのペンが一気に増えることぐらいすごいことなの!』
「それは……」
ドンウンは落ち込みはじめた。
ドンウンが人気ないって言ってるわけじゃないよ。
この気持ちを伝えるために……!
ドンウンはごめんねと再び呟く。わたしはため息をし続ける。
「もも、どうしたら許してくれる……?」
『醤油のつぼに頭突っ込んで』
「それは無理…」
『口からせんべい吐き出して』
「それも無理…」
わたしはドンウンの肩を叩き続けた。
ドンウンは黙って攻撃を受けている。
しばらくするとわたしはドンウンの右手をとった。
ドンウンは首を傾げた。
「!?」
わたしはドンウンの右手に噛み付いた。
end.
(おせんべいにみえたからつい…)
(イミガワカラナイ)
(痛かった?)
(イタイ)
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ドンウンペンさんごめんなさい(^_^;)