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□色気
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「もも、全然エロく見えない」


『はい?』







ヒョンスンはわたしの身体を眺めて言う。
あなたは変態ですか。







「ももに色気を感じない」









失礼な奴。
よく彼女にそんな文句が言えますね。
確かに。
わたしはヒョンスンのようにそこにいるだけでエロいと感じさせるような人ではない。







『別に結構』


「なんでだろう…」


『深く考えなくてよろしい。わたしはヒョンスンじゃないんだから』













ヒョンスンは無表情でわたしの顔を眺める。
最近ヒョンスンはそうゆう、色気を求めているらしい。
簡単にいうと変態とゆうことである。












「え?」


『だからヒョンスンは存在自体がなんとゆうか、その……』


「存在自体がエロい?」


『う〜ん、うん』
















ヒョンスンはあははっと笑うと再び無表情になる。
二人は向かい合わせで話していた。
大体、率直に彼女にエロくないって言う人がいるのね。
















「僕はまあ磨いてきたから」


『なに得意げになってんのよ』


「まあね」






















ヒョンスンはニヤニヤが止まらない。
彼女に言われたことがそんなに嬉しかったのでしょうか。
意外と簡単な四次元の住人です。




end.

(どんな服着ても色気ないな……)
(そろそろ黙れ)

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